佐嘉神社改修工事 完了のご奉告
2025.10.16
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佐嘉神社、改修工事を終え新たな姿に
10月12日(日)、長い年月にわたり地域の人々に親しまれてきた佐賀市松原の佐嘉神社にて、社殿改修工事の竣功奉告祭が厳かに執り行われました。弊社では施工を担当し、関係各位のご理解・ご協力のもと無事竣功の日を迎えることができました。
当日は、佐嘉神社の関係者をはじめ、神職や設計監理担当者、工事関係者など、多くの関係者の方がご参列され、ともに竣功をお祝いしました。
平成6年以来、31年ぶりの改修工事
この改修工事、正式には『幣饌料(へいせんりょう)御下賜記念 佐嘉神社改修工事』といいます。
昨年佐賀県で開催された国スポに合わせ天皇皇后両陛下がご来県された際、佐嘉神社へお供えいただいた「 幣饌料(へいせんりょう)」のその大御心を長く後世に伝えていくべく、記念事業として始められました。
今回の改修工事は、参拝者に寄り添った内容です。例えば、拝殿と旧幣殿を一体化して拝殿を拡張し、拝殿の収容人数を増やしたり、幣殿(旧神楽殿)の床を下げて土間とし、建具や格子等を取り除き、参拝者がより近くから本殿を拝せるようになりました。
工事の着手に先立ち、今年6月には「釿始祭(ちょうなはじめさい)」が行われ、工事の安全を祈願するとともに、伝統的な木造建築の技術を受け継ぐ職人たちの手によって、作業が始まりました。
また、工事期間中には建築士会の皆さまを対象とした工事見学会も実施し、普段は目にすることのない社殿構造や修復作業の様子を紹介。社殿の構造や修復技法の説明を通じて、伝統的なへの理解を深めていただく機会となりました。
弊社にとって、地域の信仰と歴史を守り伝えるこの事業に携わることができたのは大きな誇りです。
今後も中野建設は、ものづくりを通じて、地域の文化と暮らしを支える企業であり続けます。