佐賀の空の「青」が、交通安全のサインに
交通安全を支える「ハンプ」の施工技術で特許を取得しました
早いもので今日から9月。夏休みが終わり、子どもたちも少しずつ日常の生活リズムに戻るころです。
通学や通勤など、道路を利用する機会も増えるこの時期に、改めて意識したいのが「交通安全」です。
中野建設では、企業活動を通じて地域の安全・安心を支えることを大切にしており、昨年からは、佐賀の空をイメージした青色で交通安全を呼びかける「SAGA BLUE PROJECT」にも賛同しています。
今回は、そんな交通安全にも関わる、当社・道路事業本部の技術についてご紹介します。
「青い道路の盛り上がり」の正体は?
突然ですが、こんな道路を見たことはありませんか?

学校の近くなどで、道路の一部が少し盛り上がっていて、青く舗装されている場所です。車で通ると、自然と「少しスピードを落とそう」と感じる、あの道路の盛り上がり。これは「ハンプ」と呼ばれています。
ハンプは、道路の一部を盛り上げることで、車両の速度を抑えるための道路構造です。特に、子どもたちの通学路や歩行者が多い場所、交通量の多い生活道路などでは、車の速度を抑え、安全に通行できる環境をつくるために設置されています。例えば、小城市の三日月小学校の北側や佐賀市の兵庫小学校東側の道路にも、当社が施工したハンプがあります。
普段何気なく通っている道路にも、交通安全を支えるための工夫が取り入れられているんです…!
実は、青いハンプには色んな「工夫」があります
ハンプは、車両の速度を抑えるために道路を盛り上げたものですが、安全性や騒音・振動などを考慮し、一定の基準に沿って施工する必要があります。従来のゴムなどの既製品には、形状や大きさの制約、長期間の使用によるがたつきなどの課題がありました。そこで当社では、自治体からの相談をきっかけに、アスファルト舗装によるハンプの施工方法を開発。現場に合わせた施工を可能にするとともに、既製品の輸送費やリース費などの削減にもつなげました。
また、ハンプの青色には、佐賀の空をイメージした「SAGA BLUE PROJECT」の取り組みが生かされています。青色による視覚的な注意喚起と、ハンプによる速度抑制。その両面から交通安全を支えています。
こうした技術開発の積み重ねが評価され、このたび、当社・道路事業本部がハンプ施工方法について特許を取得しました。
中野建設・道路事業本部が「ハンプ施工」で特許を取得
普段何気なく利用している道路。その道路を、より安全で、より快適なものにするためには、現場ごとの条件に応じた「施工の工夫」と「技術力」が欠かせません。今回の特許取得も、地域の道路をより良くしたいという思いから、現場で課題と向き合い、試行錯誤を重ねてきた結果の一つです。


「安全はすべてに優先する」
令和8年9月1日からは、生活道路における法定速度が原則として30km/hとなります。
今後、子どもたちや歩行者が利用する生活道路などで、ハンプをはじめとした速度抑制対策の重要性は、さらに高まっていくことが考えられます。
当社が大切にしている言葉の一つに、「安全はすべてに優先する」があります。道路をつくる仕事は、単に舗装したり、構造物を整備したりするだけではありません。そこを利用する人の安全や、地域の暮らしを支える仕事でもあります。
これからもSAGA BLUE PROJECTへの賛同をはじめ、地域の交通安全にしっかりと向き合いながら、現場で培ってきた経験と技術を生かし、安全・安心なまちづくりにつながる技術開発に取り組んでまいります。

