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なかのひと vol.2

2026.07.30
  • SDGs
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任つかう責任
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう

なかのひと vol.2

ハウジング事業本部 副主任 S

現場 佐賀市

 

中野建設のことは、中のひとに聞く!

「なかのひと」では、建設業未経験の広報担当Wが中野建設で働く“中野建設の人/中のひと”の魅力を伝える現場取材企画です。

 

第二弾は、ハウジング事業本部(中野ハウジング)・工事部が舞台です。

「一生懸命貯めたお金で建てる家だからこそ、お客様に安心して任せてもらいたい。」そう語るのは、工事部・S副主任(23歳/新卒入社6年目)。

飄々とした雰囲気の奥にある、お客様への誠実さと責任感。そして、現場で少しずつ成長を重ねる若手施工管理者の姿を追いました。


入社6年目突入!まだまだ成長中

「素直に嬉しいです。」そう語るSさんは、この春、副主任に昇進したばかり。いつも自然体で、どこか肩の力が抜けたような雰囲気です。しかしながら、お話を伺うほど、その印象は少しずつ変わっていきました。


「副主任になったからには、さらに頑張ろうと思っていて。最近は特に、細かいミスを減らさないと、という意識が強くなりました。」

 

住宅施工管理の仕事は、営業・設計から引き継いだお客様の理想のプランを、職人の皆さんと力を合わせながら完成まで導いていく仕事です。現場の職人さんをまとめながらの工程管理や品質管理、資材発注、お客様との打ち合わせなど、その役割は多岐にわたります。日々忙しく過ごす中でも、着実に更なるステップアップを志す姿勢がそこにはありました。


初心忘れるべからず

この春入社丸5年を迎え、それなりに任せてもらえることも増えたと語るS副主任ですが、これまで、部材の色違いや品番の入力ミスなど、失敗も多く経験してきました。

「初歩的なミスは全部しました。これまでを振り返れば、その都度、周りの人に助けてもらってきたと思っていて。まだまだ先は長いですが、初心を忘れずに感謝する気持ちを持っていたいです。」

 

失敗の経験があるからこそ、副主任となった今、以前よりもさらに確認作業を徹底し、他の人が困っている時には出来得る限り力になりたいと、自分の役割を客観的に捉えている姿が印象的です。


 

 

品質へのこだわりも、『中野ハウジング』らしさ

S副主任の所属するハウジング事業本部(中野ハウジング)では、一棟の住宅に対し、工程ごとにおよそ8回の品質検査を実施しています。ビス一本の施工状況まで記録し、お客様へ「見えなくなる部分」まで丁寧に施工する。この品質管理体制こそが、中野ハウジングの大きな強みだと、誇らしげに教えてくれました。

 

また、中野建設は『総合建設業』だからこそ、建築や土木、舗装など各分野の専門家へ気軽に相談できる環境があります。部所の垣根を越えて知識を共有したり、すぐに相談できることも、技術者にとって大きな安心につながっているそうです。


「名刺をかっこよくしたい」の本当の意味

大規模な施工にも携わることが多い『総合建設業』の当社において、なぜ 『住宅部門』という対個人のお仕事を選んだのでしょうか。

 

「お客さんの喜ぶ顔を直接見たいから、この部所以外は考えられなかった。」

S副主任のその言葉を深掘りしたくなり、質問を続けました。「物心ついたころから家づくりには興味があって。規模の大きさより、こんな家に住みたいとお客様が頑張って貯めたお金を託してくれる、その温度感が何よりもやりがいに繋がっていると思います。そういう瞬間にこれからも立ち会っていたいんです。」

 

 

S副主任は、入社1年目から宅地建物取引士の資格にチャレンジして以降、その他の資格取得にも積極的に取り組んできました。そして昨年冬、見事「二級建築士」にも合格。勉強熱心という社内評が強い中、そのひたむきな姿勢の源について尋ねると、本人からはいたってシンプルな言葉が返ってきました。

 

「頑張った分給料が上がりますし、その分名刺もかっこよくなるので(笑)。」

口元を緩めながらそう語る言葉には、素敵な続きがありました。

 

「名刺がかっこよくなるっていうのは、つまり沢山の資格が並ぶということ。住宅のお客様は建築の専門家ではありません。だからこそ『この人なら任せても大丈夫』と一目で分かってもらえるよう名刺をかっこよくして、安心して家づくりを任せてもらえるといいなと思っています。」

 

S副主任にとって名刺を“かっこよくすることは、お客様に少しでも安心していただくため。対個人のお仕事ならではのスタンスで、ひたむきに今の場所に立つ、彼らしい想いが滲み出ていました。


現場での一幕

この日は、佐賀市内のA宅の現場にて、外構工事の真っ最中。

事務所と他現場との途中で、確認作業のため立ち寄った際の一幕です。職人さんの測量作業の進捗を確認していたところ、お客様が工事の様子を見にいらっしゃいました。

 

 

 

 

お客様からの質問に、一つひとつ丁寧に受け答える姿がとても印象的でした。


「分からないことは、ごまかしません」

S副主任は入社6年目。これまで30件を超える施工実績があり、繁忙期には、リノベーション工事も含め一人で同時に5件ほど受け持つこともあるそうです。

 

 

日々、県内各所の現場にて慌ただしく現場代理人を務めるS副主任。その中で一番大事にしていることを尋ねました。

 

「一番大事にしているのは、分からないことをごまかさないことです」

現場ごと、工程ごとに変わる多くの職人さん達とのコミュニケーションは、忙しい中でも欠かせません。後戻りを避け、都度の確認や情報共有のためにも、職人さんとの信頼関係を何よりも大事にしているそうです。

 

「現場に就いたらまず、手伝えることは一緒に行います。そして、話をしながら分からないことは『分からない』と素直に伝え、謝るべき時はちゃんと謝る。そういう一つひとつが、信頼関係につながると思っています。」

 

施工管理という仕事では、年齢も経験もさまざまな多くの職人さんや協力会社の皆さんと一緒に現場を進めていかなければなりません。だからこそ、見栄を張らず、素直でいることを大切にしているそうです。信頼関係は、一つひとつの積み重ね。そんな姿勢が、現場でも着実に実を結んでいるようです。

 

 


思いを託してくださるからこその葛藤

実は今、S副主任が一番成長したいと思っていることがあります。それは、お客様とのコミュニケーションです。

「数千万円という大きなお金を託してもらっているので、『この言い方で不安にならないかな』『失礼にならないかな』と考えてしまい、言葉がうまく出てこないことがあるんです。」

 

施工管理者として、社会人として6年目。「まだまだ修行中」という自覚があるからこそ、お客様と接するときには人一倍気を遣ってしまうそうです。過去には、お客様との距離感に悩み、現場へ向かうことをためらった経験もあったと打ち明けてくれました。


この半年での変化

現在、佐賀市内のB宅の現場で指導にあたるK課長は、この半年ほどでS副主任の仕事への向き合い方が大きく変わったと話します。「この半年で、だいぶ目つきが変わった。覚悟が出来た目になってきたと思う。」当初の印象は「どこにでもいる普通の若者」だったそうで、「最初のころは正直、ちゃらんぽらんに見えていました(笑)」と、率直に振り返ります。

 

 

しかし、一緒に現場を重ねる中で、その印象は大きく変わりました。「もともと素直な性格でしたが、学ぶ姿勢や吸収力がどんどん伸びていった印象。春からは、お客様との打ち合わせにも施工担当として同席してもらっています。」K課長は以前から、S副主任の”人とまっすぐ向き合う姿勢”に可能性を感じていたといいます。「施工管理者の『これやっとって』という一言が、職人さんにとってどれほど大変な作業につながるのか。それを現場で一つひとつ伝えてきました。」

 

 

そうした積み重ねが、職人さんとのコミュニケーションにも少しずつ表れ、施工管理者としての技術や自信にもつながっていっているようで「もっと自然にお客様とコミュニケーションが取れる現場監督になりたい。」と語るS副主任。その姿を見ていると、技術を身につけるだけでなく、「人として信頼される施工管理者」へと成長していく、その過程をすぐそばで見せてもらったような気持ちになりました。


「へこたれない」S副主任

直属の上司であるハウジング・工事部門のY部長にもお話しを伺いました。

「(S副主任は)とても素直なんです。そのおかげで調子に乗ってしまうことも度々ありはしますが、失敗をごまかさないし、へこたれない。若い人では珍しいくらい、前向きに学ぼうとしています。だからこそ今後期待するのは、この調子で現場で自信を適度につけて、家づくりやお客様対応へ昇華できるようになっていってくれることです。」

 

K課長しかり、Y部長しかり、S副主任がいかに先輩方に恵まれているかを知ることができる、なんとも温かい取材となりました。


最後に

「お客様に安心して家づくりを任せてもらえる現場監督になりたいです。」

とてもシンプルな言葉ですが、取材を終えた今振り返ると、S副主任の行動のすべては、この想いにつながっているのだと感じます。

資格取得に励み続けることも、分からないことをごまかさずに学び続ける姿勢も、お客様とのコミュニケーションに悩みながら一歩ずつ成長しようとする姿も、その根底には「安心して任せてもらえる現場監督になりたい」という揺るぎない目標があります。

一見すると飄々としているS副主任ですが、取材を通して見えてきたのは、誰よりも相手の立場に立って物事を考えようとする誠実さでした。その人柄に触れ、取材を終える頃には、私もすっかりファンになっていました。

数年後、S副主任がどんな現場監督へ成長しているのか。またその姿を取材できる日を、今から楽しみにしています。

中野ハウジングには、このようにお客様一人ひとりに真摯に向き合い、家づくりに情熱を注ぐ社員が数多くいます。家づくりをご検討の際は、ぜひハウジング事業本部(中野ハウジング/TEL:0952-23-8181)までお気軽にご相談ください。

 

末筆ながら、今回取材に快くご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。